人が集まる場所

ここのところ連続で幕張メッセと東京ビックサイトに通っている。スーパーマーケットトレードショー、リテイルテック、フーデックス等々。どうやら、ちまたではコンベンションがブームらしい。

コンベンション運営会社の案内を読むと、その業務内容は数年前から会議場を抑えることなんだそうだ。大きな会議場は、数年先まで予約でいっぱいなのだとか。
フーデックス(食品の見本市)は4日で9万6000人、スーパーマーケットトレードショー(スーパーマーケット関連の見本市)は3日で7万人。デザインフェスタは6万人。友達のO君のパフォーマンスは3日で1000人集客した。私の年末のライブは60人ぐらい。ちなみにコミケは4日間で55万人集めるのだそうで、運営する側は神だな、と思う。

有料だったり、無料だったり、趣味だったり仕事だったり、様々な目的を持って、人は集まるのだけれども、どの集まりにも共通して言えるのは、人数はそれはそれで大切なのだけれども、それよりも重要なのは「出会いの質」だということ。

人が多くても、コミュニケーションの質は高まるとは限らなくて。むしろノイズの多さに辟易させられることが多いような気もするが、いかがだろう?


とはいえ、目的を一つにする人が集まって、言葉を交わす。知らない人との出会いは、面倒ではあるが人生の奥行きを深くする。

最近私が興味を持っているのが、R2Linkという流通専門のSNS。意見交換が活発で、皆同業者を渇望している感じ。
http://r2link.com/
流通業に携わる方には、是非登録してもらいたいな。

そうそう、4月には、こんなイベントにも出ることになった。
無料の野外音楽イベント「minamo music jamboree」。
http://minamomusic.cocolog-nifty.com/blog/
4月20日に二子新地の橋げた近くで実施される。演奏環境はお世辞にもよいとはいえないけれども、お外で聞く音楽はあれだけ楽しいのだから、きっと演奏するのも楽しいはず。

これまた私は去年このイベントにお客さんとしてお邪魔した。今年はちょっぴり運営から関わっているのだけれども、十数人の人たちがほとんど手弁当で集まって、毎日恐ろしい数のメールで打ち合わせている。
去年は数百人を集客して、ゆるやかーに、たのしーく時間が流れていた。そこでの出会いだとかが、今の私の場所を作っていてくれている。こういう出会いがあると、バンドやっていてよかったな、と思う。

そういえば最近は勉強会がブームだとも聞く。私が参加しているインターネットの店長さんたちの勉強会は、これまた年間数千通のメールのやりとりと、リアルな勉強会で、お互いを刺激しあっている。

いくらお金があっても、伝えたいことと、知りたいこと、蓄積されてきたもの、思いを現実にする力、そしてそれを結ぶ情熱が無ければ、人と人とは出会えない。

しかし、別段「出会わなきゃ」なんて慌てる必要はなくて、毎日自分のすべきことを続けていれば、いつか突然目の前に自分のための出会いが舞い降りてくるのではないか、と最近の私は思う。
自分が偶然の出会いによって生かされてきたことを実感するからこそ、そういうことに、もっと多くの人が、気づけばいいのにな、と思わずにはいられない。