火山の見える街にて

鹿児島出張。

灰を捨てる場所が、街中に普通にある。家は当然南向きを指向するものと思い込んでいたのだが、鹿児島では桜島が見える方向に窓を取る建築物が多いのだそうだ。企業の会議室の窓も、皆桜島の方を向いているのだとか。女の子は髪が長い人が多い…気がする。そして、美人が多い。道行く男の人の顔に、確実に南の国の顔というものが存在していることを知る。これまでの国内出張で、一番知らない国に来たような気がする。沖縄よりも、北海道よりも。
お酒は一杯だけ「小鶴」を飲む。その場所で、一番価格が手ごろなお酒は、普通においしく、食事に合う。そして、聞いていた通り、本当に醤油は甘かった。狭い国土に、こんなに多様な食生活。この深み。日本ってやつは、ほんとうに面白い。