ガーリーでポップなマリー・アントワネットさま

ソフィア・コッポラフランシス・コッポラの娘さんですよ)監督の映画「マリー・アントワネット」を見る。ベルばら好きとしては見逃せないよね。会場内の女子率は「プラダを着た悪魔」と同様に高かった。
ガーリーでポップ、パステルカラーとフリルに縁取られたベルサイユ宮殿の表現は、今までの重厚豪奢なベルサイユ観を覆すもの。フランスの物語なのにみんな英語で話しているし、音楽はキュアーやニューオーダーが使われているらしくって、ポップ&ロック!なギャップも素敵。コッポラ監督が『ヴァージン・スーサイズ』でも見せた、センチメンタルな10代後半の表現を踏襲している感じだ。主演のキルスティン・ダンストも、駆け抜ける青春を好演。でも、ストーリーは…ここで終わるのかぁ!?と唐突な終わり方にあっけにとられた。上映終了後、映画館がざわざわしていたよ。
プラダを着た悪魔」「マリー・アントワネット」ときて、最後は「さくらん」でしめたい、この冬の女子三部作なのでした。