パブリックスペースでライブを見る

飯田橋の駅ビル「ラムラ」で友達のミュージシャン(芸人?)BIG JUHNがライブをやるというので会社帰りに見にいってみた。ラムラといえば、その昔トーハンに行く途中によくお昼を食べに行った場所で、久々に足を運んでみたかったということもある。
ラムラの一角で2組のアーティストによる無料イベント……という触れ込みだったのだが、さすが東京のパブリックスペース、一筋縄ではいかない。わけのわからない酔っ払いのオジさんが、突如「えくすきゅーずみー!」と言って、ライブに割り込んできたり、ライブ終了後、子どもが突然嘔吐したり(しかも、子ども、嘔吐後全然平気な顔してた……)、なんだかんだで公共の場所で演奏するって、すごいことだなと思った。一番何がすごいと思ったかって、何人か、全然彼のことを知らない人が、700円もするアルバムを購入していったってことだ。彼は彼の表現で、知らない人から対価を得ているんだよ。それがいくらわずかな金額だったとしても、とてもとても素敵なことのように思えて、その様子が見られただけでも、身内のことだと緊張しつつライブを見にいった甲斐があったなと思ったわけ。