恵比寿のリキッドルームで、Mogwaiのライブを見た。「見た」といっても、目の前に背の高い人が立っていて、ステージはほとんど見えなかったのだけど。何も見えなくて、音しか聞こえていないのに、映画を見ているような気分。ものすごい轟音で、宇宙の終わりってこんな感じなのかしら、って思わされるような。でも、その轟音に包まれながら、本当の宇宙の終わりって、意外と静寂だったりするのかもなぁ、ひっそりと終わったりするのかもなぁ、とか。妄想が膨らむようなステージだった。こんなもにゃもにゃした世の中なのに、一瞬か細く見えて、芯が通った音楽だから、愛されるのかしらね。
