スローなフジの遊び方


今年も行ってきました、フジロックフェスティバル
08年のフジは、ほとんど見たいバンドが無くてですね、早割りでチケット取ってしまったから、まぁ行くかぐらいの気分でおりまして。おかげさまで、大人なフジといいますか、超まったりお酒ばっかり飲んでいたフジになりました。

■初日。
マイブラ祭り!!学生時代からなんだかんだとうすぼんやり聞いていたmy bloody valentineさんですが、まさか生で見られるとは…。メンバーの皆さんは40代ぐらいであろうに、全然演奏のブランクを感じさせませんでした。膝丈スカートにブーツ履いてギターかき鳴らすビリンダさんのかわいらしさといったら。曲も名曲ぞろいで、この十数年の沈黙を全く!感じさせないようなステージに涙、涙…。
しかし、後半のエンドレスフィードバックノイズギタータイム(15分ぐらい延々ノイズなギターを引き続けていた)では、体調不良の私はこっちの世界とあっちの世界をいったりきたりしてしまいましたよ。
BLOC PARTYでも踊りまくりました。
あとはぼーっとしていました。

■二日目。

見たいバンドがほとんど無い日。
お昼ぐらいに起きて、特に見たいバンドもないので、会場散策。
とぼとぼと歩いていった先。そこは苗場の突き当たり、ストーンサークル。打楽器の天国。テントの中、ぐるりと30人ぐらいのお客さんが、何重かの円陣を組んでいる。真ん中にはファシリテーターのお兄さん。円陣の前の方の人はジャンベをあてがわれ、後ろの方の人は、ペットボトルのマラカスやら、小さな打楽器を渡される。で、ファシリテーターのお兄さんの指示にあわせて、みんなでドカツカドカツカ、チャカツクチャカツク太鼓をたたきまくる。単純なんだけど、むちゃくちゃおもろい。隣の人のタイコを叩いたり、叩かれたり、誰かが突然指名されてソロでドラム叩いたり、それをみんなで盛り上げたり、はじめて出会った人同士とは思えないような一体感。30分ぐらい叩き続けたかなー。時間を忘れる面白さなわけです。
わたくし、これにはまってしまいまして、1日に2回も、太鼓たたきまくりワールドを満喫してしましました。同行したWも、ジャンベが欲しいと言い出すほど…。
さらにこの日はろくにステージも見ずに、アバロンで占い(10分1000円の星占い)までしてもらう…。結局この日、ステージはアンダーワールドしか、見ませんでした。

■三日目。

早々に帰ろうかと思っていたのだけれども、意外と元気だったので、WRENCHとMystery Jetsを見て行くことに。WRENCHは曲始まったとたんにモッシュが、それもかなりハードなやつがはじまって、最高でした。モッシュピットで放水された水を頭からかぶる。Mystery Jetsも楽しかったなぁ。帰ろうとしたとたん大雨にふられてずぶぬれに。フジらしい。

結局5バンドぐらいしか、まじめに見ませんでしたが、イベントとしてはのんびり楽しめたと思います。
しかし思うに、フジロックを音楽の祭典として満喫するためには、そこそこ出演バンドのことを予習したりなどなど、事前の準備が必要なわけです。最近そこまで音楽に時間をかける余裕が無いので、どうも音楽的には不完全燃焼だった気が。

次からは見たいバンドの日だけピンポイントに行くようにしよう。と思いました。