100キロで蕎麦屋ごっこ

今年も北海道に100キロ歩こうよ大会のお手伝いに行ってきました。
夜も寝ないで屈斜路湖摩周湖の周りを約80キロ(高低差があるので100キロということにしているそうです)歩くという、日本全国の物好き大集合イベントなわけです。
今年はやたらと気温が低く、サポートはとにかく寒さとの戦いでした。昼間でも気温が8度ぐらい。チェックポイントで、参加者を応援したりマッサージしたりするのだけれども、待っている間が泣きたくなるぐらい寒いんですもの。一番寒いときで、フリース・ババシャツ、ロングTシャツ、セーター、ウィンドウブレーカー、等々、6枚ぐらい重ね着してたってば。
途中10キロほど歩いたり、野戦病院のような休憩地点でエアーサロンパスにまみれながら次々と来る人をマッサージしまくったり、牧場でホットミルクを飲んだり、霧の真夜中に車を運転したり(多分半年以上ぶり…)、牛の着ぐるみを着てみたり、まったりとしながらも、なかなかスリリングな大会でした。


屈斜路湖の周りは大自然〜。こういう道を延々と歩きます。

森娘のKちゃん。趣味は山登り?

足湯でくつろぐK林氏。

渡辺体験牧場という牧場に50キロ地点のチェックポイントを設置して、マッサージをしたり、そばを提供したりしていた私たち。同行した某社のK林さん(50代・営業・男性)が、そばの出前に生きがいを見出していたのが素敵でした。参加者がチェックポイントに到着するたびに、K林さんがロッジの外からワイヤレスマイクでおそばの注文を厨房向けに飛ばすのですが、そのK林さんのダンディな声は厨房だけにとどまらず、広いロッジに高らかに響き渡るのです。「そば3つ!」と。
とてもとても普段お会いするたびに修羅場っている営業マンとは思えないような、すがすがしさでした。KさんにはIT系の営業マンよりも、蕎麦屋の方が似合っているんじゃないかと、かんぐりたくなるような。

昨年この大会でお知り合いになったK村ちゃんとも再会。彼女は青森の人で、私と同じ東北出身のため、お互いシャイであることがよーく分かる。関西人に対するコンプレックスなどについて語り合う。
久々に、ネットショップの社長さんたちとも再開。北国からの贈り物の加藤さんはじめ、布団屋さんのMさん、アクセサリー屋のBさん、元レーサーのOさん、札幌のYさんに、謎のコンサルKさん…、ここでたくさんお友達ができたよなぁ。
3年前は30キロぐらいでばてていた、加藤さんのお子さんのDくんとNちゃんが、この何年かでしっかり大きくなって、家族揃って完歩していたのが、何より感動でした。
3年もたつと、はじめて出会ったときとは、考え方も立場も変わってくるものですが、ここで出会った物好きな人たちは、いつまでも大切にしたいお友達だと、私は思っています。