あのビルで観劇

keiko-ka2007-09-11

会社で一緒に働いているO君が、舞台に立つというので見てきた。
the CRAZY ANGEL COMPANY「桃太郎」という舞台。

the CRAZY ANGEL COMPANYは、マーチングバンドと演劇とかなんとかいろいろなものを、舞台上チャンプルーにするという実験的かつ精力的な集団…らしい。
何が楽しかったかって、場所が浅草の通称ウ○コビル…じゃなくて、「アサヒ アートスクエア スーパードライホール」なのである。そんなところで友達が舞台に立つっていったら、見に行きたくなるわけだ。(ちなみにここ、ドリンク代が300円と激安。ただし、アサヒ製品だけだし、缶でのご提供ですが)

見に行った舞台は「桃太郎」をテーマとしたミュージカル。なんだけど、せりふなしで、音楽と踊り、パントマイムだけで内容を表現するという、非常に珍しい舞台。歌無しのミュージカルみたいなものだ。
劇団の出自がマーチングバンドだけあって、旗を持って踊るお姉さんたちや、みんなでそろってダンスするシーン、狭い舞台にマーチングバンドの人たちが隊列を組んで演奏するような場面は、迫力があって、背筋ぞぞぞーって感激はあった。
知り合いのOくんが、そこそこ殺陣をこなしていたのにも、感動した。てめー、ここで頑張るぐらい、会社でももうちょっと働けよ!ってちょっと思った。何がすごいって、みんなそれぞれ仕事をしながら、ちゃんと演劇をしている点。ホームページ見たら、助産士さんしながら、舞台に立っているような人もいるのね。すごい…。
週数回の練習をこなし、これだけの人数でやっているという点に関しては、費用対効果的にどうなんだ…と思わされる部分もなきにしもあらず。ストーリーの詳細は、パンフレットを買わないとわからない、という点も、かなり微妙…であったが、演じている人がみんな楽しそうなのは、何よりだね。

あと、これがマーチングバンドの特色なのかなぁ、と思ったのは、楽器を弾く人それぞれが、移動しながら演奏するので、マイクやらPAなどを通していないらしいということ。基本生音で、楽器それぞれの音量がめちゃくちゃなように思えた。ラインが無いからこそ、いろいろなパフォーマンスができるのだろうけど。

明日は鹿殺しという劇団の劇を見てきます。